CyberSphere - 20061201版 はじめに CyberSphere(サイバースフィア)の世界にようこそ! CyberSphereは、皆さんが自由な創作活動の上で生みだした たくさんのオリジナルなキャラクターや世界観を、 同じ世界の上に具現化させたり、接点をもたせる手助けをします。 CyberSphereとはなにか ではまず、この「サイバースフィア」がどのようなものであるかを説明します。 サイバースフィアとは、異なった価値観を持つ世界同士を繋げ合うための 「仕組み(システム)の概念」です。 サイバースフィアという仕組みの役割は、とても簡単なものです。 「世界」と「世界」を「繋げる」。 たったこれだけのことです。 この「仕組み」を適用すると、様々な世界のキャラクターが関わり合うことができ、 共に生活や冒険を繰り広げることができます。 CyberSphereで創作作者ができること オリジナル創作をおこなっていらっしゃる作者が 自分の創作したキャラクターや世界に サイバースフィアを導入すると、 こんなことができるようになります。 常識の範囲内で、 ・自作品のキャラクターを他の作品の世界に移動させる ・他作品のキャラクターを自作品に連れてくる ・サイバースフィア内の世界(仮想世界)にキャラを移動させる ・サイバースフィア内に新しい仮想世界を作る など 「常識の範囲内で」という制約以外は、特に禁止事項などは設けていません。 「世界がつながる仕組みがあったら、どんなことができるか・どんなことをするか」は 創作をおこなっている各作者に委ねられていますので、 自由な発想で新しい物語を紡いでください。 CyberSphereをキャラクターに適用するにあたって 「うちのキャラはファンタジー世界の住人だから、サイバーな世界観に合わない」と お考えの方もいらっしゃるでしょう。 しかし、このサイバースフィアにはそれらの問題点を解決する設定が盛り込まれています。 (「CyberSphereの成り立ちと仕組み」参照)   また、このような考え方もあります。 現在社会のインターネット上においても、ファンタジー世界の住人たちや世界は、 インターネット上のページにイラスト、キャラデータ、テキストとして、 また、ファンタジー世界の設定を持つWebゲームや各種ゲームソフト、 交流サイト等として、まるで生きているかのように実際に「データ」として 存在しています。   この現在のインターネットを、そっくりそのままサイバースフィアに 置き換えてみてください。 サイバースフィア上にも様々な世界が広がっている風景が あなたにも想像できると思います。   『サイバー』という名を持つからといって、 あなたのキャラクターがこの世界で生きるために参加する舞台は、 必ずしもサイバーな世界観である必要はないのです。 あなたが得意とする舞台を、どうぞサイバースフィアの中に創造してください。 CyberSphereのガイドライン CyberSphereとは、今までどうしてもそれぞれが関わりあうことができなかった 皆さん一人ひとりが持つオリジナル世界を、尊重した上で干渉させあうために 作られた概念です。 この概念を自分の世界に適用させるか否かは、 皆さん自身が自由に考えて決めることができます。 自分の世界が他の世界と干渉されたくない場合は、 どうぞ、この概念を適用しないでください。 自分の世界をさらに広げてみたい方は、 どうぞこの概念を用いて、新しい世界に目を向けてみてください。 CyberSphereからは、何の強制力も持たず、 自他問わずオリジナルの世界を愛する皆さんの 自主性によってのみ成り立っています。 もしこの概念と方向性に賛同していただけるならば、 ぜひこの世界に足を踏み入れてみてください。 そして、CyberSphereの輪を広めてください。 輪が広がれば広がるほど、あなたのオリジナルの世界に住む住人たちは さらに広い世界と新しい出会いに恵まれるでしょう! CyberSphere導入に当たって サイバースフィアを導入するということは、 「自分のオリジナルな世界」に 「サイバースフィアという世界を行き来するための外部の舞台」を 付け足すということになります。 この舞台の設定は、様々な世界を行き来するための「中継地」となり 「規格」となるもので、どのような物語の中でも 同じような設定で用いられなければいけません。 以降の文章は、 サイバースフィアの導入を検討されている方に向けた 「サイバースフィアという舞台」の設定資料になります。 導入を検討されている作者の方は、 まずは基本編のみだけでもお読みください。 基本編 CyberSphereにおける「世界」の扱い サイバースフィアでは、「世界」は無数に存在していると考えられています。 今私たちが生活している世界もそうですが、 他にも、ファンタジー世界だったり、ゲームの世界だったり。 魔界とか地獄とかいうのも、「世界」です。 この「世界」というものは、通常、独立して存在していて、 ひとつの世界は基本的に他の世界と関わり合ったりしません。 無数のビー玉を机の上に散りばめた様子を想像してください。 そのビー玉一つひとつを、世界と考えていただければ結構です。 CyberSphereという存在 物語の中で登場するサイバースフィアとは、 「散らばって独立している世界たちを関わり合わせるために、 散らばっている世界に干渉しない場所に基準点を定めて 新しく人工的に作られた電子的な仮想世界」という舞台です。 しかし、基本的に「移動用の世界」であったはずのサイバースフィアに、 いろいろな人が移住し始めました。 電子的な空間であるが故の便利さ、世界が拡張性に富んでいること、 そういった点で、既存の世界の住人たちは魅力を覚えたようです。 現在では、サイバースフィア上に様々な種類による仮想世界の社会が栄え、 連日多くの人でにぎわっています。 既存の世界の住人たちも「ちょっと遊びに」「ちょっと買い物に」という感じで このサイバースフィアに足をのばすことも珍しくありません。 CyberSphereでの世界の移動の仕方 「世界」→「サイバースフィア」→「世界」 サイバースフィアが導入された世界から他の世界に移動するには、 まず「出発元の世界」から「サイバースフィア」を経由して 「目的の世界」に移動することになります。 これは「出発元の世界」と「目的の世界」が直接的に 干渉しあっていないことの表現であるとともに、 サイバースフィアさえ経由すればどんな世界であっても 目的地になりえるということを暗示しています。 ただし創作作品の中でサイバースフィアの説明や サイバースフィア内の描写をする必要性はありません。 「世界と世界をつなぐ仕組みを利用して世界を移動してきた」 程度の描写でかまいません。 CyberSphereの成り立ちと仕組み サイバースフィアという世界は、現在よりちょっと先の未来で、 全ての物質をデータに組みかえることのできる技術を応用し、 元々のインターネットと呼ばれたものを改良したものです。 これにより、自分自身をデータ化して、サイバースフィア内や 他の世界に自由に移動できるようになりました。   サイバースフィアは、エルフ界や魔界など、 あらゆる世界を電子的につないでいます。 そのため、自らをデータ化してサイバースフィア内を 通ることによって、様々な世界に移動できます。 もし、移動先の世界のサーバーにデータ組替装置、 もしくはそれと同等の働きをするものや現象があれば、 そこで実体化することも可能です。   サイバースフィアは、日々膨張しています。 また、サイバースフィア内には「ロボット型サーチエンジン」が 数万機ほど配備されており、検索サービスのほか、未知の次元や世界を 新しく発見し登録する役目を負っています。 これにより、どんな人でもいろんな世界に干渉ができるようになっています。   サイバースフィア内は、電子の海と称される「ルート」に、 「サーバー」と呼ばれる土地、そして、土地の上に存在する 「ホームページ」という様々なオブジェクトで構成されています。   「ホームページ」には様々な種類があり、通常、個人で運営されているものは、 「家」「ロッジ」などの小型の建物の形状をしています。 他にも、多くの掲示板が集合した場所や、テレビやニュースが自由に 閲覧できる場所、企業の電子支部、談話室などもあります。   サイバースフィアを利用するには自分自身をデータ化しなければなりませんが、 そのサイバースフィアに入るための端末は必ずしも電子的なものに限りません。 サイバースフィア内から「サーチエンジン」によって発見された世界には、 その世界のテクノロジーや技術レベルに応じた「入り口」が作られます。 その例として、コンピュータ、大きな鏡、大樹のうろ、魔方陣であったり、 神隠しや召喚術に代表される自然的・人工的な空間のひずみなどがあります。   また、そうやってサイバースフィア側から作られた入り口は、 サイバースフィア内の管理センターがデータ管理区域を設け、厳しく管理しています。 なお、神隠しなどの不安定な現象によってサイバースフィアに来た場合などは サイバースフィアにとどまらず、元いた世界の別の場所や他の世界に そのまま転送される場合もあります。 CyberSphereの世界の繋げ方 サイバースフィアでは、散らばっている世界を以下のようにして繋げています。 サイバースフィアから放射状に「世界」を探索するロボットを発進させ、 世界を見つけた時点で「サイバースフィア」と「見つけた世界」を繋げます。 世界がサイバースフィアと繋がった時点で、世界には「入り口」ができます。 その形状は繋がった世界によって異なり、世界の文明レベルによって 電子的な装置であったり、魔方陣であったり、大木のうろ、机の引き出しや、 バミューダ海域、山奥の不思議なほこら、「神隠し」といった事象など 様々な形態を取ります。 世界が繋がると「未知の世界との交渉」が始まります。 このときに「多重世界の説明」や「サイバースフィアの性質」が話し合われ、 サイバースフィアを積極的に受け入れる、もしくは拒否する、といった決断や、 大部分の住人には説明されないまま偉い人のみが知っている隠された存在とする、 世界の中で開発されたことにして徐々に住人に浸透させていく、といった 「その世界におけるサイバースフィアの方向性」が決定されます。 (この設定は各作者が自由に設定することができる。  既にサイバースフィアが人々の間に浸透されて10年ほど経っている、として  違和感や不自然さのない導入も可能) 完全に「受け入れられた」状態では、サイバースフィアとその世界の つながりは強固なものとなりますが、 「交渉前」や「文明レベルの相性が悪い」、 「拒否されたが接続自体は残っている」状態では つながりはかなり不安定なものとなり、 神隠しとしてサイバースフィアの中にできた世界に飛ばされたり、 サイバースフィアを経由して元の世界の違う場所や他の世界に飛ばされたりと それはもう大変なことになります。 また、「出口」にあたるサイバースフィア側には その世界を再現した仮想世界が自動生成されます。 これによって、世界からサイバースフィアに入ってきた場合は まず違和感の少ないサイバースフィア内の仮想世界に転送され、 そこを拠点に動き回ることになります。 なお、そうやってサイバースフィア側から作られた入り口は、 サイバースフィア内の管理センターがデータ管理区域を設け、 厳しく管理しています。 CyberSphereの名称 基本的に「サイバースフィア(CyberSphere)」という名称を掲げていますが、 創作作品の中で自由に別名称を設定してもかまいません。 たとえば、日本語の「扉」という言葉を英語では「ドアー」と呼ぶように、 また、日本海のことを韓国では「東海」と呼ぶように。 その世界ごとに違和感が無くふさわしい名称を用意してかまいませんが、 「こっちの世界ではこう呼んでいるけれども、  向こうではサイバースフィアとか言う名称らしい」ぐらいの説明があると、 サイバースフィアを導入している、ということに対する説明にもなって 受け手にとっても親切かもしれません。